りんりん × じろう 二人展 モキュメンタリー
イベントレポート 2020年1月31日
京都造形芸術大学・油絵コースに在籍されているお二人による
初の展示会が、1月22日(水)~26日(日)まで開催されました。
「『モキュメンタリー』、それは擬似を意味するモックと、ドキュメンタリーのかばん語。
どこかにあるようでないようなモキュメンタリーのような立ち位置を持った作品たち」
りんりんさんはアクリルのキャンバスにパステルなどで、
じろうさんはPCやタブレットを使った作品を中心に描かれていました。
油絵コースだからといって油絵ばかりではなく、
写真や映像で作品を作る学生さんもおられるとの事。
皆さん、それぞれの形で表現をされているんですね。
キッカケになったのは、昨年末に開催されたmoeさん・ヨソプさんの二人展。
同じ油絵コースの友人である二人に大きな影響を受け、
ならば自分たちもと思い立ったんだそうです。
実際、自分たちの手で展示をするとなると分からない事も多いようで、
先に経験をしたmoeさんに助けてもらいながら設営されていました。
その甲斐あって沢山の方が訪れ、感想も貰えたようです。
「学外の方に見てもらえて、お話を伺えるのが新鮮です」と、
嬉しそうに話すじろうさん・りんりんさん。
作品を言葉で説明するのも、また大事なことなんですね。
こういった形で当店がお役に立てるのが、とても嬉しいです。
お二人もまだ2回生、これからも数多くの作品を生み出していくことでしょう。
絵を通じて、また様々なお話ができるのを楽しみにしています。
二胡とギターのコラボコンサート
イベントレポート 2019年12月15日
12月13日(金)、二胡とギターのコラボコンサートが開催されました。
二胡は中国・西安市出身の陳曼麗さん。
当店では初となる二胡の音色が、京町家いっぱいに広がります。
スタッフも生で聴くのは初めてです。独特のビブラートや音階の移りが、非常に心地よいですね。
お客さまから「行ったことがない筈の、中国の景色が見える」とのお声をいただきました。
ギターは当店お馴染みの山本幸二さん。
いつもはユニークなトークを交えての演奏になるんですが、
この日は曼麗さんの伴奏に徹して、名脇役として大活躍。
それでも時おりジョークが飛び出し、笑いを取っていました。
演奏の合間に、曼麗さんより二胡の紹介がありました。
その名の通りで弦は二本、そして弓は弦の内側を通っているんですね。
共鳴箱はニシキヘビの皮が張ってあり、これが音の命なんだそうです。
また、ミニ中国語講座も同時に開かれました。
語尾が上がるのが中国語の特徴だそうで、曲のタイトルなどを皆さんで練習。
異文化コミュニケーション、楽しいものです。
夜には衣装を着替えての2ステージ目。
伝統的な中国の曲だけではなく、童謡やジャズなども披露されるお二人。
これがまた、意外なほどにマッチしていました。
今年最後となるイベントも、お陰さまで大盛況。
演奏が終わってからも交流は続き、とても楽しい一日を過ごすことが出来ました。
また来年も様々な企画を準備しております、どうぞお楽しみに。
第26回 淳平寄席
イベントレポート 2019年12月5日
令和元年最後となります、『第26回 淳平寄席』。
12月4日(水)の夜回は、今年一番の大入りに。暖房いらずの凄い熱気になりました。
いつもより早い時期に満席御礼となったのですが、滑り込みのお客さまも多く
椅子が足りるか少し心配するほどのご来場でした。
桂南天さん、『いたりきたり』。
マクラの猫との対話で大笑いして、そこから不思議な生き物の本題に。
混乱する名前から見事なサゲに繋がり、膝を打ちました。
桂紅雀さん、『除夜の雪』。
紅雀さんが当店で人情噺をされたのは、はじめてではないでしょうか。
皆さんしんみり、聞き入っておられました。
お陰さまで令和元年の淳平寄席も、本当にたくさんのご来場をいただきました。
令和2年の淳平寄席も、どうぞお楽しみ下さいね。
次回の日程はまた決まり次第お知らせいたします。