京町家あれこれ｜喫茶ギャラリーさろん淳平

このおいえについて

昭和の初期に建てられたこのおいえは、
平成の始めまでお米屋さんを営んでいた商家です。
今ではあまり見かけなくなった京町家をご紹介します。

店内での撮影・SNSの投稿につきましては、
他のお客さまに影響がなければご自由にどうぞ。
（撮影した写真の販売などはお断りしております）

屋根の下端のラインが、一文字にまっすぐ揃えられています。

屋根に魔除けと厄除けとして、瓦人形の鐘馗さんが祀られています。

米俵がぶつかっても丈夫なように出来ています。内側に雨戸（板戸）が一本溝で走っていて明かりとりとなり、雨や風の強い時はしめ切れるようになっています。

間口の広い軒を支えるために通された木で、土間の中央頭上、太い梁の上に通っています。

吹き抜けで風の通り道であり、だいどこ（台所）でおくどさん（かまど）、はしり（流し）がありました。採光のため、天窓があります。

通り庭に置かれている戸棚で、ねずみが侵入しないように作られています。

建物の基礎立ち上がりにあたる部分全てに使われている石で、雨水などを遮断するために設けられました。

玄関の上がり框にはめられている、細かい桟の木戸です。

床の間と違い棚が並んでいる、床柱の背後の壁下部に設けられた小間口です。

押し入れの戸を開けると階段が。収納スペースを確保するために、傾斜が急になっています。

奥庭、草木の植え込みのことです。庭には灯篭、棗（なつめ）型手水鉢があります。