店主のひとりごと 記事一覧

ヨソプ&moe 二人展『hobby』

イベントレポート 2019年11月29日

京都造形芸術大学、油絵コースに在籍されているヨソプさん、moeさん。
お二人による初の展示が、11月20日(水)~24日(日)まで開催されました。

聞けばお二人はまだ二回生とのこと。
ゼミや卒業制作の流れで三回生・四回生の方に展示いただくことはありましたが、
最近では二回生・一回生でも個展を開かれる事があるそうですね。驚きました。
若きアーティストが頑張っているのを見ると、嬉しいのと同時に
我々も頑張らなければなと思わされます。

「小さなことが人々の感情を揺らすことができたらそれは、ただの趣味で終わらない」
という思いから『hobby』という名前を付けられた二人展。
交互に展示されていたヨソプさんとmoeさんの絵はバランスが取れていて、
とても自然に映りました。

楽しいから描く、という感覚で始めた絵画の道。
ただ、自分ひとりでその絵が完結してしまうのは何だか悲しく、
誰かに共有してもらいたい。そして、自分が楽しんで描いた趣味で
他の人の心を動かせるようなことをしてみたい――
というテーマがあったそうです。

展示会を通じて、様々な出会いや発見があったようですね。
スタッフも油絵や絵画のことを色々と教わり、とても良い勉強になりました。
造形大の様々な学科の学生さんとお話できたのも良かったです。
お二人だけではなく、ご来場いただいた皆さまも、
絵を通じて沢山のことを共有できたのではないでしょうか。

またこういった機会が持てるよう、当店も頑張ります。
ヨソプさん、moeさん、本当に有難うございました。

オール・ダウランド リュート&歌曲リサイタル

イベントレポート 2019年11月13日

11月9日(土)、月光堂楽器店さん主催の『オール・ダウランド リュート&歌曲リサイタル』が開催されました。
当初予定していたよりかなり人数が増え、店内は超満員に。有り難いことです。

中世からルネサンスを専門とする歌手・夏山美加恵さんと、
ルネサンスとバロックの音楽を演奏してきたリュート奏者・蓮見岳人さんにより、
英国を代表するリュート奏者 ジョン・ダウランド(1563-1626)の楽曲にアプローチするというリサイタル。
歌詞の対訳に始まり、時代背景などを読み解いた上で、
まるで学問のようにプログラムを組み立てられたそうです。

そして、それらを分かりやすく説明しながら演奏してくださるお二方。
リュートの調律も独特だそうで、ダウランドの指示によるものとの事。
弦は全て、ガット弦を使用しています。

照明を落とした店内に、穏やかで美しい音色と歌声が響き渡ります。
リュートの生演奏は初経験だったんですが、
こんなに優しく温かみがあるんですね。素晴らしい演奏でした。

実は月光堂楽器店の店主である加藤さんもリュートを演奏されていて、
音楽教室にもリュート科があります。
ご興味のある方、是非月光堂さんまでお問い合わせ下さい。

LIB企画 第5回公演『松宮木一の儀』

イベントレポート 2019年10月16日

10月13日(日)~14日(月祝)にかけて、当店では二回目となる演劇イベント
LIB企画 第5回公演『松宮木一の儀』が開催されました。
本来は12日(土)にも公演があったのですが、台風19号の影響で中止に。
急遽13日のお昼に振替公演を行うことになりました。

舞台となるのは、当店の1階と2階のほぼ全て。
こちらのパノラマ写真は、2階会場の景色です。客席と舞台の距離が相当近いのがお分かりいただけるでしょうか。

1階では、勘違いが勘違いを呼ぶサスペンスコメディ、『マトリョーシカ』。

1階では、訃報を受けて帰国した娘と、亡くなった父の感動的な物語、『再生』が演じられました。

急遽振替となった公演も含め、3公演ともほぼ満席の大入りに。
スタッフも観劇させていただいたんですが、これが驚くほどに面白く、
店内をうまく使った演出に何度も唸らされました。
映像として残らないのが残念なくらいです。
LIB企画の皆さん、楽しい舞台を有難うございました。

さろん淳平

営業時間 AM11時~PM6時
定休日 月曜日・火曜日

〒606-0862 京都市左京区下鴨西本町31-4
(北大路通り下鴨本通り西入る)
TEL 075-702-5501